受診すべき主な症状
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- かゆみが続く、強いかゆみ
- 赤み、ブツブツ、湿疹
- 皮膚がガサガサ・ジュクジュクする
- アトピー性皮膚炎
- かぶれ(接触皮膚炎)
- あせも
- 乾燥による皮膚トラブル
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- 原因不明の発疹
- 水ぶくれ、膿をもったできもの
- しこり、腫れ
- 痛みを伴うできもの
- 急に増えたできもの
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- とびひ
- 水いぼ
- いぼ(ウイルス性疣贅)
- 帯状疱疹
- 単純ヘルペス
- 蜂窩織炎
- 毛嚢炎
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- 水虫(足・爪・体)
- たむし
- カンジダ症
- 疥癬(かいせん)
- 白癬
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- 思春期・大人ニキビ
- 繰り返すニキビ
- ニキビ跡
- 毛穴の黒ずみ・炎症
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- 粉瘤(アテローム)
- 脂肪腫
- 皮膚腫瘍(良性・悪性)
- ほくろの変化(大きくなる、色が変わる、出血)
- 皮膚がんの疑い
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- シミ、そばかす
- 色素沈着
- 白斑
- 赤ら顔
- 肌の色が部分的に変わった
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- 抜け毛、薄毛、円形脱毛症
- フケ、頭皮のかゆみ
- 爪が変形・変色
- 爪が厚くなる、割れる
- 爪水虫
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- やけど
- 虫刺され(強く腫れる・痛む)
- 皮膚のひび割れ、あかぎれ
- 傷の治りが悪い
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- 蕁麻疹(じんましん)
- 薬疹
- 発熱を伴う皮疹
- 急に広がる発疹
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- 皮膚のにおいが気になる
- 多汗症
- 皮膚が厚くなる・硬くなる
- 原因がわからない皮膚トラブル全般
受診の目安
- 数日〜1週間たっても改善しない
- 痛み・かゆみが強い
- 急に広がる・悪化する
- 見た目が変わってきた
- 不安を感じる
これらに当てはまる場合は、早めに受診することをおすすめします。
受診対象となる主な疾患
- かゆみ・かぶれ
- ニキビ
- 脂漏性皮膚炎
- 蕁麻疹(じんましん)
- いぼ・水いぼ
- 帯状疱疹
- アトピー性皮膚炎
- 乾癬(かんせん)
- 口唇ヘルペス
- 口内炎
- 円形脱毛症
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 皮膚腫瘍
- 火傷(やけど)
- 水虫
かゆみ・かぶれ
皮膚病に伴う「かゆみ」や「かぶれ」は、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激やアレルゲンに過敏に反応することで起こります。汗や乾燥、化粧品、衣類の摩擦、金属や植物など、日常生活のささいな要因が症状を悪化させることも少なくありません。かゆみを我慢できずに掻いてしまうと、皮膚が傷つき、炎症が長引いたり、症状が繰り返されたりする原因となります。早期に原因を見極め、症状に合った外用薬や内服薬、スキンケアを行うことが大切です。気になる症状が続く場合は、自己判断せず受診しましょう。
ニキビ
ニキビは、皮脂の分泌増加や毛穴の詰まりにより、皮膚の中でアクネ菌が増殖することで起こる皮膚疾患です。思春期に多いイメージがありますが、ホルモンバランスの乱れやストレス、睡眠不足、食生活の偏り、間違ったスキンケアなどが原因となり、大人になってからも発症します。炎症が進むと赤く腫れたり、痛みを伴ったりするだけでなく、治癒後にニキビ跡が残ることもあります。症状や肌質に応じた外用薬や内服治療に加え、日常生活の見直しが重要です。早めに適切な治療を行うことで、悪化や再発を防ぐことができます。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位に起こりやすい皮膚の炎症性疾患です。主に頭皮や顔、鼻の周囲、耳の後ろなどに赤みやかゆみ、フケのような白色や黄色の皮むけがみられます。皮膚に常在するマラセチア菌の増殖や、皮脂分泌のバランスの乱れ、ストレスや生活習慣の影響が関与すると考えられています。症状は慢性的に繰り返すことが多く、自己流のケアでは改善しにくい場合があります。抗真菌薬や炎症を抑える外用薬を用いた適切な治療と、症状に合った洗髪やスキンケアを継続することが大切です。気になる症状があれば早めに受診しましょう。
蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹は、突然皮膚が赤く盛り上がり、強いかゆみを伴う発疹が現れる皮膚疾患です。数時間から半日ほどで消えることが多い一方、繰り返し出現するのが特徴です。原因は食べ物や薬剤、感染症、ストレス、疲労、寒暖差などさまざまで、特定できない場合も少なくありません。皮膚の中でヒスタミンなどの物質が放出されることで症状が起こります。治療は主に抗ヒスタミン薬の内服を中心に行い、症状の程度や経過に応じて治療内容を調整します。慢性化することもあるため、症状が続く場合は早めに受診し、適切な治療を受けることが大切です。
いぼ・水いぼ
いぼや水いぼは、ウイルス感染によって生じる皮膚疾患です。一般的ないぼはヒトパピローマウイルスが原因で、手足や指などに硬く盛り上がった病変として現れます。一方、水いぼは伝染性軟属腫ウイルスによるもので、主に子どもに多く、光沢のある小さな発疹が体や手足に多数みられます。どちらも接触により他の部位や周囲の人へうつる可能性があります。治療法は症状や年齢により異なり、液体窒素による処置や外用療法、経過観察を行うこともあります。放置すると増えたり長引いたりするため、早めに皮膚科で適切な診断と治療を受けることが大切です。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となるウイルスが体内に潜伏し、免疫力の低下をきっかけに再活性化することで発症する皮膚疾患です。体の左右どちらか一方に、ピリピリとした痛みや違和感が現れ、その後赤い発疹や水ぶくれが帯状に広がるのが特徴です。強い痛みを伴うことが多く、皮膚症状が治った後も神経痛が長く残る場合があります。治療は抗ウイルス薬の内服や点滴を中心に行い、早期に開始することで症状の軽減や後遺症の予防につながります。痛みや発疹に気づいたら、早めに受診することが重要です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹を繰り返す慢性的な皮膚疾患です。皮膚のバリア機能が低下していることに加え、体質やアレルギー、環境要因などが複雑に関与して発症します。症状は年齢により現れ方が異なり、乳幼児では顔や体、大人では首や肘・膝の内側などに出やすい傾向があります。強いかゆみにより掻くことで炎症が悪化し、肌がごわついたり色素沈着を起こすこともあります。治療は外用薬による炎症のコントロールと、保湿を中心としたスキンケアが基本です。症状に合わせた継続的な治療と生活習慣の見直しが大切です。
乾癬(かんせん)
乾癬は、皮膚の新陳代謝が過剰に進むことで起こる慢性的な皮膚疾患です。赤く盛り上がった発疹の表面に、銀白色のフケのような皮むけを伴うのが特徴で、頭皮や肘、膝、背中などに現れやすいとされています。遺伝的要因に加え、ストレスや感染症、生活習慣などが発症や悪化に関与すると考えられています。他人にうつる病気ではありません。治療は外用療法を基本に、症状の程度に応じて内服薬や光線療法、生物学的製剤などを組み合わせて行います。長期的に付き合う必要があるため、専門医のもとで適切な治療を継続することが大切です。
口唇ヘルペス
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスの感染によって起こる皮膚疾患です。唇やその周囲に、ピリピリ・チクチクとした違和感やかゆみを感じた後、小さな水ぶくれや赤い発疹が現れるのが特徴です。初感染後、ウイルスは体内に潜伏し、疲労やストレス、発熱、免疫力の低下をきっかけに再発を繰り返すことがあります。症状が出始めた早期に抗ウイルス薬を使用することで、治癒までの期間を短縮し、重症化を防ぐことが可能です。発症中は患部に触れないよう注意し、タオルや食器の共用を避けるなど、周囲への感染予防も大切です。
口内炎
口内炎は、口の中の粘膜に炎症や潰瘍が生じる身近な疾患です。白っぽい円形のただれや赤みを伴い、食事や会話の際に強い痛みを感じることがあります。原因は疲労やストレス、睡眠不足、栄養バランスの乱れ、口の中を噛んでしまうことなどさまざまです。また、ウイルスや細菌感染、全身疾患が関与する場合もあります。多くは自然に治りますが、痛みが強い場合や長引く場合には外用薬や内服治療を行います。再発を繰り返す、2週間以上治らない、発熱を伴うといった症状がある場合は、早めに受診することが大切です。
円形脱毛症
円形脱毛症は、突然頭髪が円形または楕円形に抜け落ちる自己免疫性の疾患と考えられています。免疫の異常により毛根が攻撃され、健康な毛髪が成長できなくなることで発症します。ストレスが原因と思われがちですが、それだけで起こるわけではありません。症状は軽度で自然に回復する場合もあれば、脱毛範囲が広がったり、再発を繰り返したりすることもあります。治療は外用薬や局所注射、光線療法など、症状の程度や年齢に応じて選択されます。早期に適切な治療を行うことで、回復を促し、進行を抑えることが期待できます。
粉瘤(ふんりゅう)
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂がたまることで生じる良性の皮膚疾患です。顔や首、背中、耳の後ろなどにできやすく、触ると弾力のあるしこりとして感じられます。通常は痛みやかゆみを伴いませんが、細菌感染を起こすと赤く腫れ、強い痛みや膿、悪臭を伴うことがあります。自然に治ることは少なく、内容物を出しても袋が残ると再発します。根本的な治療には袋ごと摘出する手術が必要です。大きくなる、炎症を繰り返す、違和感がある場合は、早めに診察と適切な治療を受けることが大切です。
皮膚腫瘍
皮膚腫瘍は、皮膚にできるできものやしこりの総称で、良性と悪性に分けられます。良性腫瘍はゆっくりと成長し、命に関わることはほとんどありませんが、悪性腫瘍の場合は早期発見と治療が重要です。色や形が不均一、大きさが急に変わる、出血やただれを繰り返すといった症状がみられる場合は注意が必要です。皮膚腫瘍は見た目だけで判断が難しく、専門的な診察や検査が欠かせません。治療は経過観察、切除手術、必要に応じた追加検査など、腫瘍の種類や状態に応じて行われます。気になるできものがある場合は、早めに受診することが大切です。
火傷(やけど)
ヤケド(熱傷)は、熱湯や火、油、蒸気、薬品、日光などによって皮膚や組織が損傷する状態です。赤くなる程度の軽いものから、水ぶくれができるもの、皮膚が深く傷つく重症例まで程度はさまざまです。受傷直後は速やかに冷やすことが重要ですが、自己判断で軟膏を塗ったり、水ぶくれを破ったりすると悪化することがあります。適切な処置が遅れると、感染や跡が残る原因にもなります。症状や深さに応じて外用薬や処置を行い、必要に応じて専門的な治療を行います。痛みが強い、範囲が広い、治りが悪い場合は、早めに受診することが大切です。
水虫
水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚に感染することで起こる皮膚疾患です。主に足の指の間や足裏に発症し、かゆみ、皮むけ、赤み、ひび割れなどの症状がみられます。蒸れやすい環境を好むため、靴を長時間履く習慣や汗をかきやすい季節に悪化しやすいのが特徴です。放置すると爪に感染して爪水虫になることもあります。治療は抗真菌薬の外用を基本とし、症状や部位によっては内服治療を行います。見た目が良くなっても菌が残っていることがあるため、医師の指示に従い、十分な期間治療を続けることが大切です。